8/14/2016 0 Comments 第98回全国高等学校野球選手権大会 2016年夏「この夏、負けない球児たち」第8章2016年夏、まだ負けない球児たち! 【甲子園】 〔大会第8日(8/14)終了時点〕 8月14日の敗退校数4校 今夏参加校数3,876校中、3,857校が敗退。 残り19校 19/3876 第8日第4試合「涙キラリ、甲子園を去る球児たち」第30章【甲子園】8/14大会第8日第4試合 2回戦:履正社(大阪)5-1横浜(神奈川) 強豪対決は雨の中断戦を制した履正社!! 履正社は3回戦進出。次戦は、16日(火)、大会10日第4試合で常総学院(茨城)と対戦する。 【涙キラリ、甲子園を去る球児達】 - 明暗分けた1時間23分の間(ま) ~横浜の背番号1~ (神奈川代表・横浜)- 3年ぶり16回目の夏の出場となった横浜。戦力は充実している。投手はプロ注目右腕・藤平君に、安定感のある左腕・石川君とエース級が2枚。打線は神奈川大会14本塁打を打ち、大会新記録樹立。野手にも実力選手がずらりと並び、松坂を擁した80回大会の全国制覇の再来を充分に予感させながら甲子園に乗り込んだ。 初戦の東北戦。打っては1本塁打を含む16安打。神奈川大会から続く、藤平君、石川君の継投もばっちり決まった。 2回戦の相手はくじのいたずら。 同じくこの夏、頂きを目指す、剛腕寺島君を擁する履正社と早くも対戦が決まった。 初回、村田君の犠牲フライで先制。ペースをつかんだかに見えた。 2回裏、横浜の守りの間、雷雨で約40分間に渡る2度の中断が発生した。1度目の中断あけ、先発の石川君は3ランを浴び逆転を許した。さらに8番山本君に四球を与えると再び、40分間の中断。2度目の中断あけ、石川君は暴投と死球で完全にペースを失い、想定外の状態でマウンドを藤平君に譲った。その藤平君も初球を2塁打され、2点を失い、4点差がついた。 横浜は藤平君と石川君らの継投が本来のスタイル。今日も普段通りを貫いた。しかし、守りの1イニングの間で合計1時間23分間に及ぶ中断は想定外。失点は全て中断あけのことだった。 終わってみればその2回裏が明暗を分けた。 肩が冷える。中断の影響がなかったと言えば嘘になるだろう。 試合後の藤平君、「自分と石川が2人で5点取られたことが敗因。自分がエースとしてしっかり抑えられなかった。あそこ(2回)が勝負の分かれ目だった」。 横浜のエース番号を背負っている。言い訳はしない。どんな状況であれ、点をやらないのがエースだ。 3回以降、中断はなく、横浜・藤平君、履正社・寺島君のハイレベルな投げ合いに甲子園にとどまった3万8千人のファンは酔いしれた。 「寺島君との投げ合いは楽しかった。これからもライバル視したい」。 全国制覇はライバルに託す。 でも今後の野球人生では負けるつもりはない。 (了) Aug 15, 2016 1:30am 【参照】 横浜・藤平、履正社に敗れ「エースとして抑えられなかったのが勝負の分かれ目」 第8日第3試合「涙キラリ、甲子園を去る球児たち」第29章【甲子園】8/14大会第8日第3試合 2回戦:東邦(愛知)10×-9八戸学院光星(青森) 東邦、終盤7点差を大逆転、劇的サヨナラで光星下す!! 東邦は3回戦進出。次戦は、17日(水)、大会11日第1試合で聖光学院(福島)と対戦する。 【涙キラリ、甲子園を去る球児達】 - 甲子園の魔物は敗者の財産 ~胸を張れ、光星ナイン~ (青森代表・八戸学院光星)- 青森大会はノーシードから勝ち上がり、春夏連続、夏は2年ぶり8回目の甲子園出場を果たした。昨年は決勝で三沢商に延長12回のサヨナラ負け。その悔しさを晴らす優勝となった。 甲子園での初戦。市立尼崎に9回に同点とされ延長にもつれ込んだがすぐさま10回表に突き放して初戦を突破した。 勢いはついた。 今日は愛知・東邦との対戦。 東邦投手陣に13安打を浴びせて、先制、中押し、ダメ押しと得点を重ね、9-5と4点差で9回裏を迎えた。 甲子園の魔物。 幾度となく番狂わせや奇跡的な試合が行われる聖地。いつしかそんなシーンをして、甲子園には魔物が棲むと揶揄されるようになった。 9回裏、4点差を追う東邦。4万を超える観衆が東邦の応援マーチにあわせて手拍子し、タオルを振る。甲子園のすり鉢スタンドは光星アルプスを除いて、東邦アルプスと化した。 4点差。 敵は東邦だけではない。敵地の状況で4点差を守り切るのは難しい。 勝者と敗者は最後の最後で入れ替わった。 敗者にとっては残酷な仕打ちだ。 この結果をどう受け止めるか。それは八戸学院光星ナインに委ねられる。 人生は負けから始まり、負けからスタートする。 元々、昨年の青森大会決勝サヨナラ負けからスタートしたチーム。 天才に見えるイチローも4000本以上のヒットを打つのに8000回の失敗を重ねたという。敗者こそが真の勝者になれるのだ。 甲子園の魔物は非情なだけではない。 勝者には与えられない貴重な財産を得て、光星ナインは甲子園を去った。 (了) Aug 14, 2016 8:23pm 【参照】 東邦への大声援「動揺した」 継投の八戸学院光星・桜井 - 第98回選手権大会:バーチャル高校野球(甲子園) 第8日第2試合「涙キラリ、甲子園を去る球児たち」第28章【#甲子園】8/14大会第8日第2試合 2回戦:常総学院(茨城)8-3中京(岐阜) 着々と加点した常総学院、3回戦へ3!! 常総学院は3回戦進出。次戦は、16日(火)、大会第10日第3試合に登場する。 【涙キラリ、甲子園を去る球児達】 - 負けて悔いなし (岐阜代表・中京)- 6回目の甲子園出場を果たした中京。強力打線で14年ぶりに岐阜大会を制した。 初戦の大分戦、岐阜大会の勢いそのまま16安打で12点をとった。 迎えた2回戦は好投手鈴木君を擁する常総学院が相手。 初回に3安打を放ち2点を先制した。 しかし、2回以降、流れを呼びきれない。初回に攻略の感触をつかんだはずの鈴木君は既に立ち直っていた。全国で勝つ投手は試合の中で修正する。好投手と言われる所以だ。 打線が抑えられた中京のリズムは狂った。 投手陣も小まめに加点する常総打線を最後まで止められなかった。 試合後の橋本監督、「スピードよりも手元で伸びる球があった。さすがエース」と常総学院の鈴木投手の実力を評価した。 平主将は、「今までやってきたことを全て出して負けた。しょうがないです」と完敗を認めた。この日、無安打に終わった高校通算68本塁打の今井君は「自分のスイングができて、お客さんもわいた。やり切った」。 力は出し切った。相手の実力を認められる敗戦に悔いはない。 中京ナインは爽やかな表情で甲子園を後にした。 (了) Aug 14, 2016 4:59pm 【参照】 中京の4番今井、先制適時打「フルスイングやり切った」:朝日新聞デジタル 第8日第1試合「涙キラリ、甲子園を去る球児たち」第27章 【甲子園】8/14大会第8日第1試合 2回戦:いなべ総合(三重)7-2 山梨学院(山梨) 終盤の猛攻で決着、いなべ総合3回戦へ! いなべ総合は3回戦進出。次戦は、16日(火)、大会第10日第2試合で秀岳館(熊本)と対戦する。 【涙キラリ、甲子園を去る球児達】 - ヒット1本の教訓 (山梨代表・山梨学院)- 5年ぶり6回目の出場となった山梨学院。今大会は圧倒的な打撃力で山梨大会を制した。 山梨大会5試合中、4試合がコールド勝ち。決勝戦も大会3連覇を狙う東海大甲府を相手に12-5で圧倒した。全試合二ケタ安打を放ち、チーム打率はほぼ5割の4割9分。 春夏通じて県勢初の全国制覇の期待がかかった。 1回戦は長崎商を相手に11安打を放ち快勝。 今日、2回戦でいなべ総合と戦った。 5回を終わって2-2と接戦だったが、8回に集中打を浴び、2-7で敗退した。 数字でみれば試合内容はほぼ互角だった。安打もお互い8本ずつ打ち合った。しかし、結果として5点差がついた。 いなべ総合の8安打が得点に結びつき効率よく加点したのに対し、山梨学院は同じ安打数でも適時打がでなかった。 山梨学院・吉田監督、「チャンスでもう少し早く一本が出ていれば違ったと思う」と悔しがった。 自慢の打撃力。 甲子園で問われたのはその内容、つまり安打1本が持つ意味だった。いくら安打を重ねても得点につながらなければ空砲にすぎない。 山梨学院の県勢初優勝はお預けにはなったが、甲子園で勝つための教訓を持ち帰った。 (了) Aug 14, 2016 12:31pm 【参照】 山梨学院の主将・滝沢、3安打 9回まで意地見せる:朝日新聞デジタル 目指せ、夏の頂点!
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AuthorHidefumi Kai Archives
November 2022
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