8/16/2007 0 Comments 第89回全国高等学校野球選手権大会9(2007年夏)第9日2回戦 大会第9日 8月16日(木)の試合結果 ―2回戦― ①佐賀北9-1宇治山田商 ②大垣日大5-3創価 ③広陵14-2東福岡 ④聖光学院6-4青森山田 ☆今日の本塁打・・・聖光学院・渡辺侑(満塁・大会第16号) ☆今日の甲子園!☆ 引き分け再試合を含む2回戦残り4試合が行われた大会第9日。今日でベスト16が出揃った。 第1試合は、大会第7日(14日)第3試合で延長15回引き分けになった再試合。今日は佐賀北の打線が爆発し、12安打で9得点。投げては1戦目と同じ、左の馬場から右のエース久保への継投が決まり、宇治山田商打線を6安打1失点に抑えた。宇治山田商は、エース・中井が先発したが、6回に3安打に失策も加わり3失点。7回にも代わった平生が打ち込まれ4失点する等、大量失点。打線も丁寧な佐賀北投手陣に前に精彩を欠いた。再試合は8点差がついたが、試合終了後には両校に大きな拍手が贈られた。 第2試合は、大垣日大と創価の対戦。大垣日大は5回、1死満塁から1番小川のスクイズで1点先制し、その後も3連打等で3点を追加し、この回4点。6回にも9番安井の適時打で1点を追加した。大垣日大・先発の森田は、8回に4安打を浴び3失点したが、直球の走りはよく、最速148キロで11三振を奪い、1回戦の金足農戦(15三振)に続き2試合連続の2桁奪三振。創価は8回に大声援をバックに4連打で3点を返したが及ばなかった。 第3試合は、1回戦駒大苫小牧を破った広陵と延長サヨナラ勝ちの東福岡の対戦。地力に勝る広陵が、18安打の猛攻で14点を奪い大勝した。1回、有水の適時打で先制すると、2回には相手先発・水落の制球難につけこみ、押出し等で4点。その後も攻撃の手を緩めなかった。東福岡は、先発・水落が乱調。1回途中6四死球で降板。代わった小原も打ち込まれた。 第4試合は、1回戦18安打の聖光学院と報徳学園を完封勝ちした青森山田の対戦。両チーム無得点で迎えた5回、聖光学院は2死満塁から3番渡辺侑が青森山田の好投手・石井のシンカーを本塁打し、一挙に4点を先取。6回、7回にも1づつ加点。青森山田の反撃を佐藤から鈴木の継投で逃げ切った。青森山田も6回以降4点を返したが、満塁本塁打による4失点が最後まで響いた。 ☆今日のKAIスポ・コラムは?!☆ 16強に残ったこんな顔触れ。 ☆大会第10日 8月17日(金)の試合予定☆ ―3回戦(勝てばベスト8)- ①長崎日大-京都外大西 ②開星-楊志館 ③常葉菊川-日南学園 ④前橋商-佐賀北 公立校受難の時代一昨日、延長15回、引き分けの好試合を演じた佐賀北と宇治山田商戦。今日、再試合となった両校の戦いを見守っているとある共通点に気づいた。両校が県立高校であることだ。今大会の公立高校は出場49校中13校と3割に満たない。昨年の19校と比べても少ない。 基本的に有力選手が集まり、専用球場や室内練習場等、恵まれた施設で練習できる私立高校に比べ、公立高校は様々な面で不利な環境にあることは否めない。無論、甲子園を目指すのに私立であろうが、公立であろうが関係はない。しかし、公立高校には、私立高校にはない工夫が求められるのは間違いない。 例えば、私も高校時代に練習試合で使用したが、進学校の今治西のグランドは他の部と共用だ。私の母校もサッカー部と共用の為、内外野の連携やフリー打撃などは、サッカー部と時間をずらす等のにらめっこだった。練習試合も自校のグランドは到底使えず、遠征するか、市営球場を使用するかのどちらかだ。 佐賀北は、1回戦の前夜もいつも通り勉強をして試合を迎えた。岩国の選手達も決してエリート集団ではない。 3回戦に残った16校中、公立高校は佐賀北、前橋商、今治西と既に3校しか残っていない。夏の大会の公立校の優勝は11年前の78回大会の松山商以来出ていない。 近年、私立の新鋭校の台頭等で、ますます公立校受難の時代となっているが、伝統校には意外に公立校も多い。 ベスト8をかけた3回戦。創意工夫や集中力等を駆使して立ち向かうこの3校にも注目したい。 今日の第1試合、1塁側、3塁側アルプスに掲げられた横断幕に踊る「県立」の文字を見ていると、ふとこんなことが気になった。 (了) ホームランもいいが3塁打のスリルもたまらない。
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AuthorHidefumi Kai Archives
November 2022
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