KAISPO BASEBALL INNOVATION
  • Home
  • MLB
    • 2022 Season
    • Prospect
  • NPB
  • U18
    • U18/Japanese High School Baseball
  • Ichiro Suzuki
  • About
  • Home
  • MLB
    • 2022 Season
    • Prospect
  • NPB
  • U18
    • U18/Japanese High School Baseball
  • Ichiro Suzuki
  • About
Search by typing & pressing enter

YOUR CART

高校野球「銀傘の陰から」



​From the Shade of the Silver




​Umblella in Koshien Stadium

8/11/2007 0 Comments

第89回全国高等学校野球選手権大会4(2007年夏)

第4日1回戦

大会第4日 2007年8月11日(土)の試合結果
―1回戦―
①創価3-1愛工大名電 ②大垣日大2-1金足農 ③東福岡4×-3桜井(延長11回) ④広陵5-4駒大苫小牧
今日の本塁打・・・大垣日大・大林(大会第9号)

☆今日の甲子園!☆
今大会初の土曜日とあって朝からたくさんの観客が詰め掛けた第4日。兵庫県豊岡市で全国最高気温38.6度を記録する猛暑を吹き飛ばす大接戦の4試合となった。
 
 第1試合は創価が初回に挙げた3点をエース勘米良の緩急をつけたピッチングで守り切った。名電は倉野監督夏初勝利を目指したが5回目の挑戦も阻まれた。

 第2試合はセンバツ準優勝の大垣日大が苦しみながらの初戦突破。金足農は3回に先発高橋が打球を鎖骨に受け、負傷退場のアクシデントもその後の投手陣が踏張ったが秋田県勢10年ぶりの初戦突破はならなかった。

 第3試合のお互い甲子園初勝利をかけた戦いは今大会初の延長戦に。9回裏二死から同点に追い付いた東福岡が11回に押し出し四球を選びサヨナラで桜井を下した。東福岡は福岡大会から通算して6試合目の逆転勝ち。

 第4試合は昨夏準優勝の駒大苫小牧と選抜ベスト8の広陵の激突。広陵は1点差で迎えた9回表山下の適時打で同点とし、続く林の内野安打が駒苫の守備の乱れを誘い2点を追加し逆転勝ち。史上初の4年連続決勝進出を狙った今年の駒苫は初戦で姿を消した。


☆今日のKAIスポは!?☆
アクシデントに北の王者敗退。見所満載、今日の甲子園!


☆大会第5日 8月12日(日)の試合予定☆
―第1、2試合は1回戦。第3試合から2回戦。 数字は出場回数-
①青森山田(青森・8)-報徳学園(兵庫・12) ②聖光学院(福島・4)-岩国(山口・4) ③長崎日大(長崎・7)-星稜(石川・15)
​

アクシデントを乗り越え(金足農・桜井)

今日は2校の先発投手が突然負傷交代するアクシデントがあった。

金足農の先発ピッチャーの2年生・高橋は、4回途中、大垣日大の4番大林の痛烈なライナーを鎖骨に受け、のけぞるように倒れこんだ。

​乾いた打球音が球場全体に響いた次の瞬間、今度はどよめきがマウンドを包んだ。高橋は投手としての本能か、すぐ落ちた球を座ったまま1塁に投げアウトにしてみせたが、その後、起き上がることなく担架で運び出され、救急車で病院に向かった。交代でマウンドに上がったのは、今野と浅野の3年生投手陣。突然のマウンドに今野は制球を乱す場面もあったが、選抜準優勝の大垣日大打線を二人で1失点に抑え込んだ。負傷退場の後輩が残したマウンドを先輩達がしっかりと守った。 

好投していた桜井の3年生エース・上島は7回途中足の痛み(肉離れ)を訴え、降板。

2年生の長川原に後を託した。急遽登板の長川原は、130キロ後半の直球で東福岡打線に挑み、勝利まで後一歩まで迫りながら最後は押出し四球で力尽きた。富山大会2試合2イニングしか投げていない長川原を誰も責めることはできまい。

突然襲った大黒柱のアクシデント。しかし、マウンドは先輩から後輩へ、後輩から先輩へ引き継がれた。先輩は後輩のために、後輩は先輩のために。そんな絆を感じさせるシーンだった。
(尚、金足農・高橋はその後の検査で骨に異常がないことが確認された。)
(了)

北の王者、随所に風格(駒大苫小牧)

86回・87回大会連覇、昨年の88回大会準優勝。ここ3年高校野球界を席捲し続けていた駒大苫小牧。

今年のチームは、新チームで挑んだ昨年の秋季大会でコールド負けからの出発したチーム。しかし、過去の功績は忘れ、徹底してゼロから鍛えなおし、見事5年連続の出場を果たした。史上初の4年連続の決勝進出の夢は破れ、今年は短い夏になったが、随所に王者の風格を漂わせた。

6回表広陵・櫟浦の中前適時打で2人目の生還は許さず、捕殺してみせた。また、走塁ではシングルヒットでも一塁を回ってすきあらば2塁を伺う動きを見せた。明らかに他のチームよりも1塁を蹴って数歩2塁よりにプレッシャーをかけていた。

守りでは1点でも防ぎ、攻撃では1つでも先を伺う。こういったすきのなさは相手に心理的なプレッシャーを与える。テレビでは伝わらない部分だが、そんな細かいこだわりは、PL学園をも彷彿とさせる。

​初戦敗退も香田監督が言う「偉大な先輩たちから受け継いだもの」は甲子園の観衆には伝わったはずだ。
​(了)

野球が好き、甲子園が好き。
​⚾️KAISPO❗️
KAISPO高校野球 『銀傘の陰から』
https://profile.ameba.jp/ameba/kaispobaseball
KAISPO高校野球  twitter
https://twitter.com/kaispo818
0 Comments



Leave a Reply.

    Author

    Hidefumi Kai

    Archives

    November 2022
    September 2022
    August 2022
    July 2022
    April 2022
    March 2020
    February 2020
    January 2020
    November 2019
    August 2019
    July 2019
    April 2019
    March 2019
    July 2018
    April 2018
    March 2018
    August 2017
    July 2017
    April 2017
    March 2017
    August 2016
    July 2016
    March 2009
    January 2009
    November 2008
    October 2008
    August 2008
    April 2008
    March 2008
    August 2007
    April 2007
    March 2007

    Categories

    All

    RSS Feed

                                   Copyright ©️2004-2022 Kaispo Baseball Innovation All Rights Reserved