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高校野球「銀傘の陰から」



​From the Shade of the Silver




​Umblella in Koshien Stadium

8/14/2008 0 Comments

第90回全国高等学校野球選手権記念大会13(2008年夏)

第13日3回戦

☆大会第13日 8月14日(木) 今日の甲子園!☆
3回戦残り4試合が行われ、ベスト8が出揃った。また、第1試合終了後に準々決勝の組合せ抽選が行われた。

―3回戦― ( )内は出場回数
①浦添商(3)3-1関東一(4)
浦添商:1対1で迎えた7回、1番漢那の適時打で勝ち越し!11年ぶり2回目のベスト8進出!
関東一:押久保好投も、打線が浦添商・伊波を崩せず。23年ぶりのベスト8ならず。

②慶応(17)2-0青森山田(9)
慶応:田村、只野の5安打完封リレー!実に88年ぶり5回目のベスト8進出!
青森山田:自慢の打線に精彩かく5安打。9年ぶりの2回目のベスト8ならず。

③大阪桐蔭(5)7-5東邦(15)
大阪桐蔭:序盤に効率よく得点し終盤の追い上げかわす!3年ぶり3回目のベスト8進出!
東邦:8回、9回に小宅の本塁打等7安打で5点を返すも及ばず。16年ぶり6回目のベスト8ならず。

④横浜(13)3-2仙台育英(21)
横浜:2対2で迎えた9回、相手バッテリーのミスで勝ち越し。エース土屋粘投実る!4年ぶり7回目のベスト8進出!
仙台育英:1年生投手・木村好投も、9回痛恨の暴投。14年ぶり3回目のベスト8ならず。


◎今日の本塁打・・・・・東邦・小宅(大会37号)


☆大会第14日〔8月15日(金)〕の試合予定☆
―準々決勝―
①報徳学園(13)-大阪桐蔭(5)
②浦添商(3)-慶応(17)
(第1試合終了後、準決勝組合せ抽選)

☆大会第15日〔8月16日(土)〕の試合予定☆
―準々決勝―
①智弁和歌山(16)-常葉菊川(3)
②聖光学院(5)-横浜(13)

☆90回記念夏の甲子園コラム13 
「 最後の夏を背負う1年生 ~ 大石竜太(横浜)、木村謙吾(仙台育英) ~ 」☆

ベスト8をかけた最後の試合となった横浜対仙台育英。両校にはそれぞれ1年生の主力選手がいる。仙台育英の投手の木村健吾と横浜高校の遊撃手の大石竜太は、野球の名門で1年生で主力選手となり、甲子園出場を果たした。

1年生の夏、いきなり主力として地方大会にも出場し、甲子園出場までも果たしてしまう等、おおよそ考えられないことだ。私の高校1年時は、投手としての投球練習は毎日行っていたが、打撃練習などは、先輩の練習の合間の時間を利用する程度。夏までの間に公式戦に出るなど想像だにできない環境だった。私の2年生の夏は3年生エースをリリーフする役目だった。そしてこの大会、敗れた試合で最後の打者にもなった。私が出塁すれば、ネクストバッターズサークルで待つ3年生の控え選手が代打で出るはずだった。今でも打席の胸の鼓動を覚えている。下級生にとっての夏は、「先輩達の最後の夏」。複雑な心境での戦いだったと記憶している。しかし、この二人は、名門中の名門で、1年夏の甲子園出場。恐れ入る次第だ。

仙台育英・木村は、宮城大会から甲子園大会も含めエース穂積をリリーフする、貴重な左腕としてここまで貢献してきた。勝てばベスト8。今日、10年前春夏連覇した横浜相手に、臆することなく、直球、スライダーを投げ込んだ。
気がつけば、1点を争う投手戦を繰り広げていた。あの横浜打線が、1年生投手を打ちあぐんでいた。試合をつくり、抑えてもいた。

一方で、横浜の遊撃手・大石竜太はこの試合、3安打を放ち、守備でも機敏な動きで何度もチームを支えた。エース土屋の背中から声を出し、土屋が叩き落としたライナーを俊敏に処理し、アウトにした。3年生エースが笑顔でハイタッチを求めてきた。

試合は、9回表、木村自らの暴投で横浜に決勝点を与えてしまう。

その1点を追う9回裏、2死で木村に打席が回ってきた。初球から3球目まで全て打ちにいった。並みの1年生ではない。2ストライク1ボールからの5球目。低めのスライダーにバットは空を切った。

試合終了の挨拶の後、大石と木村は握手した。実は、開会式で同じ1年生ということでメールアドレスを交換した仲だ。
先輩達の最後の夏を背負う1年生だから分かり合える唯一の瞬間。今度は、自分達が先輩となりあと2年間、よきライバルとして覇権を争う。
(了)

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    Hidefumi Kai

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