8/18/2016 0 Comments 第98回全国高等学校野球選手権大会 2016年夏「この夏、負けない球児たち」第12章この夏、負けない球児たち! 【甲子園】 〔大会第12日(8/18)終了時点〕 4強出揃う! 8月18日の敗退校数4校 今夏参加校数3,876校中、3,872校が敗退。 残り4校 4/3876 第12日第4試合「涙キラリ、甲子園を去る球児たち」第45章【甲子園】 8/18大会第12日第4試合 準々決勝:作新学院(栃木)3-1木更津総合(千葉) 作新学院、入江の3戦連続本塁打で5年ぶりの4強へ! 作新学院は準決勝進出。次戦は、20日(土)、大会第13日第1試合で明徳義塾(高知)と対戦する。 【涙キラリ、甲子園を去る球児達~第45章~】 - 接戦を勝ちきる頼りのエース (千葉代表・木更津総合)- 3年ぶり5回目の出場の木更津総合。全国4番目に多い千葉170校の頂点までの道のりは厳しかった。8試合中5試合が1点差試合で5回戦以降は甲子園経験のある強豪に辛勝の連続だった。 打線が低迷する中で、耐える投球でチームを支えたのが左腕エースの早川君だ。捕手の構え通りに投げる精密機械のような制球力。ピンチでも動じない精神力でことごとく1点差ゲームを競り勝った。 甲子園でもロースコアの厳しい戦いの連続だった。 唐津商(佐賀)との初戦は、相手打線を2安打12奪三振で完封したが、もらった得点は2回の2点のみ。まさに守り抜いた投球だった。3回戦の広島新庄(広島)戦も好投手・堀君との投げ合いとなったが、初戦同様2-0の3安打完封。初回の1点の先制から7回の2点目まで1-0を守り続けた。 2試合19イニングス連続無失点。被安打はわずかに5で迎えた準々決勝の作新学院(栃木)戦。選抜の8強越えを狙うも1-3で敗戦。好投手・今井君と同じ被安打は6だったが、そのうち2本が本塁打となって力尽きた。 千葉大会と甲子園を通して、打線の援護は少なかった中で、磨きに磨いた制球力で孤軍奮闘してチームをベスト8に導いた早川君。「大沢のミットにしっかり投げられていたら抑えられたのに申し訳ない」。2本塁打を打たれた“精密機械”の僅かな制球の乱れを悔やみ、ポーカーフェイスに涙が流れた。 今大会、大味な試合も目立つ中で、ロースコアの試合をきっちり勝ちきる制球力と落ち着きを見せた左腕エース。「上のレベルで飛躍したい」。今後、投手として更なる高みを目指す。 (了) Aug 20, 2016 12:12am 【参照】 木更津総合・早川2死から2被弾「詰めの甘さ出た」 - 高校野球 : 日刊スポーツ 第12日第3試合「涙キラリ、甲子園を去る球児たち」第44章【甲子園】 8/18大会第12日第3試合 準々決勝:北海(南北海道)7-3聖光学院(福島) 北海、逆転で88年ぶり準決勝へ! 北海は準決勝進出。次戦は、20日(土)、大会第13日第2試合で秀岳館(熊本)と対戦する。 【涙キラリ、甲子園を去る球児達~第44章~】 - 弱小チームが決めた10連覇 (福島代表・聖光学院)- 戦後最長となる10年連続13回目の甲子園出場を決めた聖光学院。 毎年選手が入れ替わる高校野球で10年連続はまさに快挙だが、今年の チームが10連覇目を刻むのも快挙だった。 今春の県大会で準決勝で磐城に敗退。春の県大会の連覇は6で止まった。特に投手力は、斎藤監督が「歴代最弱」と言うように夏の大会直前まで練習試合でも不安定さが目立った。 今年の優勝は技術力ではなく、「チーム力と人間力」だと主将の松本君は言う。福島大会に復調したエースの鈴木拓人君は「気持ちの投手」と自己評価した。9連覇してきた歴代チームとは違う己の力不足を認識し、自分達は弱いという自覚。それを補うために精神力を養ってきた。 決勝の光南戦では2-2でから8回に勝ち越し点を奪われ、10連覇に黄色信号が灯ったが、その裏に4点を取り、6-5で振り切った。下を向く選手はおらずチーム力、人間力で粘り勝った。 9代にわたる先輩達が築いてきた優勝の連鎖。聖光学院で野球をすることは、福島県内で「勝って当たり前の王者」としての十字架を背負う。惜しくもベスト8で姿を消すことになったが、弱いチームもチーム力と人間力で連覇の火は灯し続けた。 主将の松本君、「後輩には自分達の上に行ってほしい」。 2年生の遊撃手の瀬川君、「自分達が中心となって新チームに甲子園の経験を伝えていきたい」。 連覇の重圧を背負った先輩だからこそ、来年に向けて後輩のそれを理解し得る。11連覇に向けて、先輩達の悔しさと経験を繋ぐ1年が始まる。 (了) Aug 20, 2016 12:11am 【参照】 聖光、初4強ならず…松本主将、夢は後輩に託す「自分たち以上に上に行ってほしい」 第12日第2試合「涙キラリ、甲子園を去る球児たち」第43章【甲子園】 8/18大会第12日第2試合 準々決勝:明徳義塾(高知)3-0鳴門(徳島) 四国対決制した明徳義塾が4強進出! 明徳義塾は準決勝進出。次戦は、20日(土)、大会第13日第1試合で作新学院(栃木)と対戦する。 【涙キラリ、甲子園を去る球児達~第43章~】 - 公立の星 (徳島代表・鳴門)- 徳島大会5連覇を果たし、11回目の甲子園出場を決めた鳴門。あの池田でも成しえなかった大会初の快挙だ。 今日の準々決勝で惜しくも敗れはしたが、県立の鳴門は、今大会の公立校10校の中で、唯一、ベスト8入りを果たした。 過去10年間(第88回大会から97回大会まで)の公立校のベスト8以上の進出を調べると、次のようになる。 第88回大会 鹿児島工(ベスト4) 第89回大会 佐賀北(優勝)、今治西(ベスト8) 第90回大会 浦添商(ベスト4) 第91回大会 県岐阜商(ベスト4) 第92回大会 なし 第93回大会 習志野(ベスト8) 第94回大会 倉敷商(ベスト8) 第95回大会 鳴門(ベスト8) 第96回大会 なし 第97回大会 秋田商(ベスト8) 一大会平均で0.9校と、1校残るか残らないかという数字だ。優勝となると、第89回大会の佐賀北以来出ていない。 県立の鳴門は、ベンチ入りメンバー18名中17名が県内出身。野球部の寮もない。私立高校のユニフォームが洗練されているデザインの中、第1回大会から出場している伝統校のためか、鳴門のユニフォームのオーソドックスなスタイルに何か高校野球らしい懐かしさまで感じてしまう。 私立、公立などで判断するつもりはさらさらないが、やはり公立高校の環境が不利な面は否めない。そんな中で3年ぶりの8強入りとなれば、もはや県立の星といえるだろう。今大会は選抜王者・智弁学園の春夏連覇を阻止。私立3校を撃破して、堂々のベスト8進出だった。見事な戦いぶりに心から拍手を送りたい。 (了) Aug 19, 2016 1:42am 【参照】 鳴門・河野「向こうが上でした」粘投も雪辱ならず - 高校野球 : 日刊スポーツ 第12日第1試合「涙キラリ、甲子園を去る球児たち」第42章 【#甲子園】 8/18大会第12日第1試合 準々決勝:秀岳館(熊本)4-1常総学院(茨城) 秀岳館、2本塁打で春夏連続の4強! 秀岳館は準決勝進出。次戦は、20日(土)、大会第13日第2試合で北海(南北海道)と対戦する。 【涙キラリ、甲子園を去る球児達~第42章~】 - 受け継がれる“マジック” (茨城代表・常総学院)- 3年ぶり16回目の甲子園でも常総学院は試合巧者だった。 1回戦は近江(滋賀)と対戦。初回から17安打11点を奪い圧勝。終盤には本塁打を2本を浴びせた。 2回戦は中京(岐阜)戦。初回の2失点は序盤で返すと、中盤から終盤にかけて8安打を打ち、6点を追加。中京は逆に3回以降4安打と1得点とエース鈴木が抑え、試合の流れを変えて勝利した。 3回戦は優勝候補の履正社(大阪)が相手だった。プロ注目左腕の2人、山口君と寺島君を早々と捉え、2回までに5点を奪って終始主導権を握った。 常総学院の戦いぶりで注目すべき点は、序盤で先制するか、先制を許しても序盤の段階で振り出しに戻して、終始劣勢に立たない点だ。中盤以降、優勢に試合を運んできた裏にはエース鈴木君の粘投があったのは言うまでもないだろう。 今日の準々決勝は今大会経験のない展開になってしまった。 先発の鈴木君が序盤に秀岳館に2本の本塁打を打たれ、序盤のうちに取り返せない。中盤には安打と失策がからんで追加点を与えてしまう。今までの自分達のスタイルをそのまま相手にやられてしまった。 今日、敗れはしたが中京戦の勝利で甲子園春夏通算40勝を挙げた。“木内マジック”と形容された木内前監督から脈々と重ねてきた甲子園の勝ち星。大胆な采配が注目されるが、真髄は確実性を高める野球だ。 2011年にチームを引き継いだ佐々木・現監督も木内氏の教え子。2回戦の履正社戦では4者連続犠打で寺島君から2点を奪う思い切った采配も見せた。 常総学院には”木内マジック”という言葉がクローズアップされるが、采配の陰にあるのは、選手を見極める洞察力とそれに応じた確実性の高い選択。それに応える選手たちの勝負強さ。 今年のチームにも受け継がれている。 試合巧者・常総学院が再び全国制覇するのはそう遠くないかもしれない。 (了) Aug 19, 2016 12:39am 【参照】 2本塁打浴びるもチーム唯一の適時打放つ 常総・鈴木昭:朝日新聞デジタル 駆け上がれ、夏の頂点!
Kaispo2016 ⚾️KAISPO❗️ 歴史、伝統、そして夢をつないで98回目‼️ KAISPO高校野球 『銀傘の陰から』 https://profile.ameba.jp/ameba/kaispobaseball KAISPO高校野球 twitter https://twitter.com/kaispo818
0 Comments
Leave a Reply. |
AuthorHidefumi Kai Archives
November 2022
Categories |