7/27/2016 0 Comments 第98回夏・地方大会「審判団のファインプレー 〜岡山大会決勝〜」 審判団のファインプレー -岡山大会決勝戦- 「岡山大会決勝の審判団は正しい。」 誰に何を訊かれても私の意見はこれに尽きる。 一昔前なら審判の判断は絶対だっただろう。つまり一昔前なら誤審であってもそのまま甲子園出場校が決まったということだ。 岡山大会決勝。 審判の不手際を批判する連中がいるが、一体何様のつもりなのだろうか? 野球は審判が間違った裁定を下した場合はチームは訂正を求めることができる。また審判はその判断の為に他の審判に意見を求めることができる。そして判定を変更する場合、どのような状態にさかのぼるかは審判が決めることができる。さらに、その判定に対してチームは異議を唱えることはできない。 創志学園は自打球をフェアとした間違った判定に訂正を求めた。 審判団は協議の上、事実に基づき判定を自打球のファールに訂正した。 玉野光南は審判が下した最終的な判定に異議を唱えなかった。 全ての当事者は規則に従ったのだ。 そして、一昔前なら高校野球で抗議等認められず、虚偽の判定のもと試合が進んでいたに違いない。審判が誤審を認め、事実をもって試合が進められたことで、悲劇を防ぐことができたのだ。 あの微妙な当りなら、守備側のチームは判定の如何に関わらずまずダブルプレーを完成させるのが先決で、当然ながらその後、歓喜の輪を描くのは自然な事だ。優勝が決まる流れの中なのだから。 批判の中には事実関係の確認をせずに、憶測で、「選手を整列させようとしたのは誤審を隠す為に試合を強引に終わらせようとしたから」、等と大凡名誉毀損に近い内容まで投稿される悪質さである。 またこの手の批判に多い、「選手は最後の夏をかけて一生懸命戦っているのに審判が怠慢でけしからん」、と言う内容も馬鹿の一つ覚えのように御多分に洩れず登場している。 そういった審判を誹謗中傷している連中に言いたいのだが、この猛暑の中、地方大会の進行、成立に協力し、選手に最後の夏の試合をさせてあげる為に、重い責任を担ってくれている審判団はボランティアである事を知っているのだろうか。高校野球の試合が出来るのは当り前ではない。彼らの献身的な協力によって”当り前の如く”大会や試合を行う事が出来るのだ。 君らは、夏の暑い中、甲子園のかかる決勝戦の最終回。自打球かフェアか判定しづらい打球を瞬時に正確に判定し、一切ミスをしないジャッジと行動をすることができるのか?まして、主審は打者と捕手の後部に位置し、マスクを被り視界は制限されている。今回のケースは止めたバットにより自打球がファールグラウンドではなく投手のほぼ正面に転がった為、一義的には限りなくフェアと判断され得る状況ではあった。大方の無責任な人間のように、記事、写真、映像を見て、ゆっくりと時間をかけて判断する事等、審判にはできないのである。 しかも、仮に誤審をしたからと言って、その後の対応が不手際っぽく見えた(不手際ではないが)からと言って、ボランティアの審判を批判し、中傷する権利が君らにあるのか?判断に多少の時間を要したからと言ってそれが一体それが何なのか?君らは一体、この試合に何の貢献をしたのか? もう審判を批判するのは止めた方がいい。こちらが恥ずかしくなってくる。君らの方が野球の素人なのだから。あたかも選手らを慮っているかの如く審判を批判しているが、全く知識も品位もなく選手らも迷惑だろう。 本当に野球を愛する人間なら、発する言葉は誹謗中傷ではなく、感謝と励ましのはずだ。 創志学園には、おめでとう、玉野光南の分まで頑張れ、 玉野光南には、堂々の準優勝、おめでとう。 そして、審判団には事実に基づいて試合を進めてくれてありがとう、と。 ルールも知らず、選手や試合を成立させるに欠かせない審判にリスペクトもなく、鬼の首をとったかの如く批判している君らこそ批判されるべきで、野球を語る資格などないのだ。 (了) ⚾️KAISPO❗️
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AuthorHidefumi Kai Archives
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