メジャーリーガーレジュメ/ 第63回WBCプレーヤーズレジュメ第49回: マーカス・ストローマン（シカゴ・カブス）: プエルトリコ代表候補: “高速投法からの手裏剣ボール!”

ストーリー：
今日のプレーヤーズレジュメは、シカゴ・カブスの先発投手、マーカス・ストローマン投手を取り上げる。ストローマン投手は31歳の右投手でプエルトリコ代表として2023年のワールドベースボールクラシックに出場する可能性がある。

KAISPOのベースボールアナリストは次のようにコメントしている。
「ストローマン投手は小柄（約170cm）ながら、メジャーで奮闘する先発右腕。ムチのようにしなりの効いたフォームと高速投法から放たれるボールは手裏剣のように切れ味鋭くキャッチャーミットに収まる。自信みなぎるマウンド捌きは体の小ささを全く感じさせない。メジャー8シーズンで勝ち星こそイーブン（67勝67敗）だが防御率は３点台で他の項目も先発投手として安定した数字を残している。2023年も彼の"手裏剣ボール "を見るのが楽しみだ。」

マーカス・ストローマン投手はデューク大学でプレーした後、2012年のMLBドラフト1巡目全体22位でトロント・ブルージェイズに指名された。ブルージェイズ、ニューヨーク・メッツを経て、2022年シーズンからカブスでプレーしている。

ストローマン投手は2014年5月4日のピッツバーグ・パイレーツ戦でメジャーリーグデビューを果たした。この試合で2/3回をリリーフで投げた。メジャー1年目は26試合に登板、うち20試合に先発し、11勝6敗、防御率3.65を記録した。

2016年、タンパベイ・レイズとのシーズン開幕戦に先発し、8回を6安打1四球、5奪三振で勝利を挙げた。2017年4月25日のセントルイス・カージナルス戦では、延長11回にピンチヒッターとして出場し、メジャーキャリア初安打（左中間への二塁打）をマークし、トロントの6-5の勝利につなげた。投手が代打でヒットを打ったのはブルージェイズ球団史上初。マーカス投手は2017年シーズンは33試合に先発し13勝9敗、防御率3.09の成績を残した。

2022年シーズン終了時点で、ストローマン投手はメジャー8シーズン通算で198試合の先発を含む204試合に登板し、67勝67敗、防御率3.62を記録している。

また、ストローマン投手はラップミュージックやファッションなどマルチな才能を持ち、自身のアパレルラインを立ち上げている。さらに、彼のデザイナーロゴとニックネームは、"Height Doesn't Measure Heart"を意味するHDMHである。
(MLB No.335 KAISPO No.1515)