メジャーリーガーレジュメ/ 第92回WBCプレーヤーズレジュメ第78回: テオスカー・ヘルナンデス外野手（シアトル・マリナーズ）: ドミニカ共和国代表候補: “癖のない打撃フォーム!!”

■今日のプレーヤー
本日のプレーヤーは、2022年11月16日にトロント・ブルージェイズからシアトル・マリナーズへトレード移籍したテオスカー・ヘルナンデス外野手だ。ヘルナンデス選手はドミニカ共和国出身の30歳の右打者。2023年のワールド・ベースボール・クラシックでは、ドミニカ共和国代表でプレーする可能性がある。

■KAISPOベースボールアナリストコメント
「ヘルナンデス選手は確実性の高いコンタクト力を持つスラッガーだ。2018年から5年連続で15本以上の本塁打を放ち、2021年にはキャリア最多の32本塁打を記録。シルバースラッガー賞を2度受賞している。
お手本のような癖のない打撃フォームで、パワーだげではなく、ボールを適切な角度でしっかり捕らえ、逆方向へも飛距離を出せる。シーズン序盤にスランプに陥るケースもあるため、開幕から好調を維持できれば、打率3割以上の高打率を記録する可能性を秘めている。2023年以降はマリナーズでプレーする予定だ。」

■ストーリー
ヘルナンデス選手は2011年にヒューストン・アストロズと契約し、アメリカでの野球人生をスタートさせた。

2016年8月12日、対トロント・ブルージェイズ戦に先発・中堅手としてメジャーデビューを果たした。6回に相手左腕のフランシスコ・リリアーノ投手からレフトスタンドにキャリア初本塁打となるソロホームランを打ち込んだ。この試合で4打数2安打と活躍し、アストロズを5-3で勝利に導いた。1年目のシーズンは41試合に出場し、打率.230、4本塁打、11打点を記録した。

2017年7月31日、フランシスコ・リリアーノとのトレードで青木宣親選手とともにブルージェイズに移籍した。

パンデミックで短縮シーズンとなった2020年、素晴らしいパフォーマンスを見せた。50試合に出場し、.289/.340/.524、16本塁打、65打点を記録し、自身初のシルバースラッガー賞を受賞した。2021年はシーズン序盤にスランプに陥ったものの、それぞれ自己ベストの打率.296、32本塁打、116打点をマーク。2年連続シルバースラッガー賞を受賞した。アメリカン・リーグ・オールスターにも初めて選出された。

■MLB通算成績
ヘルナンデス選手は2022年シーズン終了時点でメジャーリーグ通算7シーズンで651試合出場し、打率.262、133本塁打、380RBIをマークしている。
(MLB No.391 KAISPO No.1571)