メジャーリーガーレジュメ第101回/ WBCプレーヤーズレジュメ第87回: ルイス・ガルシア（ヒューストン・アストロズ）: ベネズエラ代表候補: “新ルールでゆりかご投法は変更か!?”

■今日のプレーヤー
本日のプレーヤーはヒューストン・アストロズの若手先発、ルイス・ガルシア選手投手です。ガルシア選手はベネズエラのボリバル出身の26歳。2023年のワールド・ベースボール・クラシックにベネズエラ代表として登板することが予想される。

■KAISPOベースボールアナリストコメント
"ガルシア投手は、世界一軍団アストロズの若き先発投手のホープだ。ガルシア投手は、2022年、ア・リーグ1位のチーム防御率(2.90)を誇る投手王国アストロズでチーム3位となる15勝（8敗）を挙げ、2021年に続き２年連続で二桁勝利を挙げた。投球前に腕を前後に動かし、一歩踏み出して一歩下がる“ゆりかご投法”というユニークなフォームを用いる。空振りの取れるカッターに威力があり、2021年からその割合を増やしている。意表つく緩いカーブも決め球として効果的だ。2023年から適用される投球タイマー規定は投球に入るタイミングを明確にする事を求めており、“ゆりかご投法”禁止される可能性が高いが、いざ投球モーションに入れば非常にシンプルなフォームをしているので、何とか対応して欲しい。アストロズは絶対的エースだったバーランダー投手がメッツに移籍し、右の先発の勝ち頭として若き右腕にかかる期待は大きい。"

■ストーリー
ルイス・ガルシアはパンデミックによって短縮された2020年シーズン後半にメジャーリーグデビューし、その年、1試合の先発を含む5試合で0勝1敗、防御率2.92を記録した。

2021年は、ルーキーとして、28の先発を含む30登板、155回1/3を投げて、11勝8敗、防御率3.48、167奪三振と素晴らしい成績を残し、新人賞の投票では2位にランクインした。

2022年はさらなる成長を見せ、アストロズの強力な先発ローテーションの一角を占めるようになった。ガルシアは28試合に登板し157.1イニングスを投げて自己最多の15勝（8敗）、防御率3.72、157奪三振をマークし、ヒューストンの2度目のワールドシリーズ制覇に貢献した。

■MLB通算成績
2022年のシーズン終了時点で、ルイス・ガルシア投手はメジャー3シーズンで63試合157.1イニングスを通して26勝17敗、防御率3.57、333奪三振を挙げている。
(MLB No.411 KAISPO No.1591)