メジャーリーガーレジュメ第107回 / WBC プレーヤー レジュメ 第93回 (MLB No.451 KAISPO No.1631) ■今日のプレーヤー
本日のご紹介は、サンディエゴ・パドレスのニック・マルティネス投手だ。マルティネスはフロリダ州マイアミ出身の現在32歳の右投手で、2023年のワールドベースボールクラシックでチームUSAとしてプレーしている。 ■KAISPOベースボールアナリストコメント マルチネス投手は、リリーフも先発もできるユーティリティ投手だ。 2022年は、10試合の先発と37回のリリーフ登板をこなし、調整力と器用さを見せつけた。結果も4勝4敗8ホールド8セーブ、防御率は2015年以来の3点台(3.47)をマークした。 2023年は先発登板が増える可能性があるが、その際、課題となるのは4シームの精度だろう。4シームは5球種の中で最多の球数(26.3%)である一方、被打率は.351と高く空振り率は18.1%と低めだ。4シームの平均球速は93.4mph(約150km/h)とMLB平均レベルのため、打者は見極めやすいと考えられるので、より高い制球力が求められる。逆に4シームとほぼ同じ割合で配給しているチェンジアップは被打率が低く、空振りも取れている。従って、4シームはボールゾーンへ配球し、チェンジアップを含めた他の球種をストライクゾーンで勝負するかたちが有効のように考える。 パドレスは補強も積極的で2023年以降も上位進出の可能性が高いゆえ、シーズン終盤からポストシーズンにかけて、柔軟な登板ができるマルチネス投手は貴重な投手だ。 ■ストーリー ニック・マルティネス投手は、2022年にサンディエゴ・パドレスでプレーした。2022年3月にフリーエージェントとしてパドレスに入団し、2022年4月11日にパドレスデビューを果たした。マルティネス投手は2022年シーズン、10試合の先発を含め、47試合に登板。106.1イニングを投げて4勝4敗、防御率3.47、95奪三振の成績を記録した。主にブルペンでロングリリーフを務めたが、必要に応じてスポット先発もした。 パドレスに入団する前は、テキサス・レンジャーズで4シーズンプレーし、2014年にレンジャーズでMLBデビューを果たした。また、2018年と2020年には日本プロ野球パシフィックリーグの北海道日本ハムファイターズ、2021年には福岡ソフトバンクホークスで活躍した後、米国に帰国してパドレスと契約した。 ■MLB通算成績 2022年シーズン終了時点で、メジャーリーグ5シーズンで135試合(78先発)、521.2イニングを投げて21勝34敗、防御率4.50、332奪三振を記録している。 (MLB No.451 KAISPO No.1631)
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AuthorHidefumi Kai Archives
April 2023
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