2023 WBC 注目選手映像RESUME第38回：リン・ズーウェイ（林子偉）選手（ニューヨーク・メッツ傘下）:台湾（チャイニーズタイペイ）代表候補:“国際大会に強いコンタクトヒッター!”

今日のプレーヤーズレジュメはニューヨーク・メッツ傘下のマイナーチームに所属するリン・ズーウェイ（林子偉）選手に関してだ。リン選手は台湾出身の28歳で、2023年のワールド・ベースボール・クラシックに台湾（チャイニーズタイペイ）でプレーすると思われる。

KAISPOのベースボールアナリストは次のように述べている。
「リン選手は高校時代に多くの個人タイトルを獲得し、台湾の国際大会での上位進出に貢献したコンタクトヒッターだ。2015年のアジア野球選手権では16打数8安打6打点をマークするなど、短期の国際大会に強い選手。また再びメジャーに昇格するために、打率と出塁率にこだわりたいところだ。」

リン選手は2012年6月16日にボストン・レッドソックスとマイナー契約を結んだ。2017年6月24日のロサンゼルス・エンゼルス戦でクリスチャン・バスケスのピンチランナーとしてMLBデビューを果たした。メジャー1年目のこの年は25試合に出場し、打率.268、2打点を記録した。2018年は37試合に出場し、打率.246、1本塁打、6打点をマーク。この年、ボストンはワールドシリーズのタイトルを獲得したがポストシーズンのロスターに加わることはできなかった。2021年にミネソタ・ツインズの傘下のマイナーでプレーした後、2022年3月にニューヨーク・メッツとマイナー契約を結んだ。

2022シーズン終了時点で、メジャー通算102試合に出場し、打率.223、1本塁打、12打点。マイナーリーグでは671試合で打率.245、25本塁打、242打点を記録している。

またリン選手はU18時代から台湾代表チームで国際大会に豊富に出場している。2009年のワールドユース選手権では、7試合で.519/.594/.704、6打点と成績を残した。2010年の世界ジュニア選手権では、7試合を通して.607/.656./929、12打点、11打点と素晴らしい打撃を見せて、台湾を優勝に導き、最優秀守備選手、オールスター（ベストナイン）三塁手、MVPを受賞した。2021年アジアジュニア選手権大会では5試合で打率.476、2本塁打、7打点をマークし、オールスター（ベストナイン）外野手を獲得。2012年の世界ジュニア選手権では、守備率. 977で自身2度目の最優秀守備選手に選ばれた。プロ入り後は、2015年のアジア選手権に出場し、5試合8打数16安打6打点と活躍した。
(MLB No.309 KAISPO No.1490)