メジャーリーガーレジュメ第68回 / WBCプレーヤーズレジュメ第54回:ルイス・セベリーノ投手（ニューヨーク・ヤンキース）:ドミニカ共和国代表候補:“外角低めいっぱいに決めるスライダー!

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本日のプレーヤーズレジュメはニューヨーク・ヤンキースの先発、ルイス・セベリーノ投手を取り上げる。彼はドミニカ共和国出身の28歳の右投手。2023年のワールド・ベースボール・クラシックにドミニカ共和国代表として出場する可能性がある。

KAISPOのベースボールアナリストは、下記のようにコメントしている。
「セベリーノ投手は2017年、2018年と2年連続二桁勝利、220以上の奪三振をマークした本格派右腕。オーソドックスなフォームからスピンの効いたスライダーを外角低めの絶妙なコースに投げる。かと思えば浮き上がる高めの160キロのフォーシームで意表をつく。2020年はトミージョン手術により全休となったが、本来の球速、キレが戻ってきた。2023年以降、14年ぶりのヤンキースのワールドチャンピオン奪還のために再びエースとしての活躍が期待される。」

ルイス・セベリーノ投手は、2012年5月31日にニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結んだ。2015年8月5日、ボストン・レッドソックス戦でメジャーリーグデビューした。5回を2安打、無四球、7奪三振と試合を作ったが、残念ながら、ヤンキースが2-1で敗れ、キャリア初黒星を喫した。しかし8月22日のクリーブランド・インディアンス戦では、6回を投げて3安打、1失点で初勝利を挙げた。メジャー1年目のシーズンは11試合に先発し、5勝3敗、防御率2.89、56奪三振の成績を残した。

2017年は素晴らしいシーズンとなった。31試合に先発し、キャリア最多の193.1イニングを投げて14勝6敗、防御率2.98、230奪三振を記録し、キャリア初となるオールスターに選出された。2018年は彼のベストシーズンだった。セベリーノ投手は初の開幕戦の先発に起用され、トロント・ブルージェイズを相手に5回1/3を投げて1安打無失点、7奪三振。試合は6-1で勝利し、その年の初勝利を挙げた。シーズンを通して32試合に先発し、自己最多の19勝8敗、防御率3.39、奪三振220をマークした。

2019年から2021年までトミー・ジョン手術のため18イニングスしか登板できなかったが、2022年にヤンキースの先発ローテーションに復帰。その間、広背筋の故障で2カ月欠場した。同年の成績は19先発(102イニングス)で防御率3.18、7勝3敗、112奪三振を記録した。

セベリーノ投手は2022年シーズン終了時点で、メジャー通算で638イニング(122試合、うち先発107試合)で50勝29敗、防御率3.39、709奪三振をマークしている。
(MLB No.345 KAISPO No.1525)