メジャーリーガーレジュメ第70回 / WBCプレーヤーズレジュメ第56回: ルイス・ロバートJr.（シカゴ・ホワイトソックス）:キューバ代表候補:“逆方向へのホームラン!”

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本日のプレーヤーズレジュメは、シカゴ・ホワイトソックスのルイス・ロバート外野手を取り上げる。彼はキューバ出身の25歳の右打者で、2023年のワールド・ベースボール・クラシックではキューバ代表候補に挙がっている。

KAISPOのベースボールアナリストは、次のようにコメントしている。
「ロベルト選手の打撃の特徴は外のボールを引きつけて逆方向に長打を打てる点だ。素晴らしい技術だが私は盗塁に拘って欲しい。２０２２年は１１個を決めたが、本塁打の２倍は決めてほしい。そのポテンシャルは持っている。足をちらつかせることで、出塁を嫌がる投手が甘いボールを投げる可能性が増えて、本塁打の増加にもつながるだろう。」

フリーエージェントだったルイス・ロベルト選手は、キューバから亡命してプロのキャリアを追い求め、2017年5月27日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を締結した。

デビュー戦は2020年7月24日、ギャランティード・レート・フィールドでのミネソタ・ツインズ戦となった。この日は彼に記念すべきものとなった。7番中堅手として出場し、第１打席でメジャー初安打となる痛烈なレフト前ヒットを放った。この当たりの出口速度は115.8マイルを記録し、2019年のホワイトソックスの打者の中で２番目に高いものだった。さらに8回には右中間フェンス直撃の2塁打を打ち、４打数２安打と活躍した。その2日後にはミネソタの右腕・前田健太投手からキャリア初の本塁打となる2ランを放った。1年目のシーズンは56試合に出場し、.233/.302/.436、11本塁打、31打点、9盗塁を記録し、中堅手として初めてアメリカンリーグのゴールドグラブ賞を獲得した。

2021年はスプリングトレーニング中に股関節を痛め、シーズン前半を欠場したものの、68試合に出場し、打率.388、13本塁打、43打点、6盗塁をマーク。昨シーズンより低い奪三振率を記録した。2022年はキャリア最多の98試合に出場し、打率.289、12本塁打、56打点と3年連続で2桁の本塁打を放った。

ロベルト選手は2022年シーズン終了時点でメジャー222試合に出場し、打率.289、36本塁打、130打点をマークしている。
(MLB No.349 KAISPO No.1529)