メジャーリーガーレジュメ第91回/ WBCプレーヤーズレジュメ: 第77回ジェレミー・ペーニャ内野手（ヒューストン・アストロズ）: ドミニカ共和国代表候補: “常勝軍団の新星!!”

■今日のプレーヤー
本日のプレーヤーズレジュメはヒューストン・アストロズの遊撃手、ジェレミー・ペーニャ選手に関してだ。ペーニャ選手はドミニカ共和国生まれで、25歳の右打者で2023年のワールドベースボールクラシックのドミニカ共和国代表候補だ。

■KAISPOベースボールアナリストコメント
「ペーニャ選手は、2022年にデビューした、常勝軍団アストロズの若きショートストップだ。絶対的なショートだったカルロス・コレア選手がツインズに移籍した後、ルーキーながら見事にその穴を埋めた。打撃では新人で2番目となる22本塁打を打ち、ポストシーズンでも打率.345、4本塁打と活躍し、
ALCSとワールドシリーズでMVPに輝いた。内角の捌きが上手い印象だ。守備では名手・アルツゥーべ二塁手とダブルプレーパートナーを組み、守備WARは2.4をマーク。ピンチでの好守も目立ち、ゴールドグラブ賞を受賞した。2年目の2023年も更なる飛躍を期待したい。」

■ストーリー
ジェレミー・ペーニャ選手は当初、2015年のMLBドラフト39巡目でアトランタ・ブレーブスから指名されたが、メイン大学に進学した。2018年のMLBドラフトで再びヒューストン・アストロズが3巡目、全体102位で指名し、この時はペーニャ選手は契約した。

2019年、アストロズ傘下のマイナーリーグ、シングルAおよびA+で、109試合に出場し、.303/.385/.440、7本塁打、53打点をマークし、頭角を現した。それまでのスター遊撃手のカルロス・コレア選手がフリーエージェントとなり、ミネソタ・ツインズに移籍した為、ペーニャ選手は2022年シーズンのアストロズの開幕ロースターに加わった。

2022年4月7日に行われたロサンゼルス・エンゼルスとシーズン開幕戦戦（エンゼルスタジアム）でメジャーリーグデビューを果たした。この試合7番ショートで先発出場したが、エンゼルスの二刀流スターの大谷翔平投手から2三振を喫するなど無安打に終わった。しかし、翌日、スタジアムで見守る両親の前で右腕マイク・メイヤーズ投手からキャリア初本塁打を放つなど3安打を記録した。１年目のシーズンは、136試合に出場して.打率253、22本塁打、63打点、11盗塁をマーク。また、守備面では守備率.963、dWARは2.4を記録し、遊撃手としてアメリカンリーグのゴールドグラブを受賞した。

ポストシーズンでも絶好調を維持し、全13試合に出場、打率.345、4本塁打、8打点、12得点の好成績で、チームの2度目のワールドシリーズ制覇に貢献、ALCSとワールドシリーズのMVPに選出された。
(MLB No.389 KAISPO No.1569)