メジャーリーガーレジュメ第96回/ WBCプレーヤーズレジュメ第82回: ジョク・ピーダーソン外野手（サンフランシスコ・ジャイアンツ）: イスラエル代表候補: “チャーミングなスラッガー!!”

■今日のプレーヤー
本日のプレーヤーズレジュメはサンフランシスコ・ジャイアンツのスラッガー、ジョク・ピーダーソン外野手だ。ピーダーソン選手はカリフォルニア州パロアルト出身の30歳の左打者。母親がユダヤ人で、2023年のワールド・ベースボール・クラシックでは、イスラエル代表として参加する可能性が高い。

■KAISPOベースボールアナリストコメント
「ピーダーソン選手は、バットに上手くボールをのせて打てる長距離ヒッターだ。メジャー９シーズンで171本のホームランを放っている。デビュー年の2014年とパンデミックで短縮シーズンとなった2020年を除いて、全て二桁本塁打を記録している。ジャイアンツでの最初のシーズンとなった2022年はチーム打率が.234でリーグ12位と低迷した中で、ピーダーソン選手はキャリアハイの打率.274、チーム最多の23本塁打と気を吐いた。2023年もジャイアンツの主砲としてチームを引っ張る。」

■ストーリー
ジョク・ペダーソンは、2010年のMLBドラフト11巡目でロサンゼルス・ドジャースから全体352位で指名された。2014年9月1日のワシントン・ナショナルズ戦で、メジャーリーグデビューを果たした。9回にイミ・ガルシア投手のピンチヒッターとして出場し、空振り三振に終わった。翌日の試合では２回に右腕ダグ・フィスター投手からセンターへ自身初となる安打となるシングルヒットを放った。1年目は18試合の出場で28打数4安打だった。2015年は開幕から正中堅手として、151試合に出場して打率.210、26本塁打、54打点を記録。自身初のオールスター、ホームランダービー参加選手に選ばれた。

2018年は.248/.321/.522、25本塁打、56打点と2015年、2016年に近い成績を再現した。さらに8本の先頭打者本塁打はドジャースのフランチャイズ新記録となった。この年にワールドシリーズのタイトルを獲得した。

2021年にシカゴ・カブス、アトランタ・ブレーブスでプレーした後、2022年、初のジャイアンツでのシーズンを迎えた。134試合の出場で.274/.355/.470、23本塁打、70打点で打線を牽引し、自身2度目のオールスターに選出された。

■MLB通算成績
2022年のキャンペーン終了時点で、MLB9シーズン通算で、1019試合、打率.237、171本塁打、434打点をマークしている。
(MLB No.399 KAISPO No.1579)