メジャーリーガーレジュメ第97回/ WBCプレーヤーズレジュメ第83回: ヨアン・モンカダ内野手（シカゴ・ホワイトソックス）: キューバ代表候補: “肉厚ボディからの鋭い守備と打撃!!”

■今日のプレーヤー
本日のプレーヤーは、シカゴ・ホワイトソックスのヨアン・モンカダ内野手です。モンカダ選手はキューバ出身の27歳のスイッチヒッターで、2014年に亡命した。2023年のワールド・ベースボール・クラシックにキューバ代表として出場する予定だ。

■KAISPOベースボールアナリストコメント
「モンカダ選手は、左右で痛烈な打球を放つスイッチヒッターだ。2019年に打率.315、25本塁打をマーク、OPSも平均してハイレコードの選手。2022年は、右脇腹痛、左右の太もも裏の故障で2度の故障者リスト入りし、104試合の出場で打率は.212、OPSは.626と不調に終わった。一方で得点圏打率はそれでも.286とチャンスでの勝負強さを発揮し、不調の中でも非凡さも見せた。2023年以降、攻守で主力のモンカダ選手の復調はチームの上位進出の鍵を握る。」

■ストーリー
ボストン・レッドソックスは2013年3月12日、モンカダ選手とマイナー契約を結んだ。2016年はシングルA+とトリプルAで106試合に出場し、.294/.407/.511、15本塁打、62打点、45盗塁を記録。レッドソックスは9月2日にモンカダ選手を招集し、同日のオークランド・アスレチックス戦に控えで出場させたが、この試合では2打席無安打だった。しかし、翌日は、二塁打を含む2安打を打った。モンカダ選手は8試合に出場して打率.211という成績で一年目を終えた。

2016年12月6日、他のレッドソックスの3選手と共に左腕クリス・セール投手とのトレードでホワイトソックスに移籍した。

2018年はシーズンを通して正二塁手としてプレーし、149試合で.235に留まったが、翌年は149試合に出場して.315/.367/.548、25長打、79RBIと自己最高のシーズンを送った。この年、打率はアメリカン・リーグで3位にランクした。

■MLB通算成績
2022年シーズン終了時点で、モンカダ選手はMLB7シーズンで.253/.334/425、82本塁打、51打点を記録している。
(MLB No.403 KAISPO No.1583)