メジャーリーガーレジュメ第98回/ WBCプレーヤーズレジュメ第84回: マシュー・フェスタ投手（シアトル・マリナーズ）: イタリア代表候補: “フレキシブルリリーバー!!”

■今日のプレーヤー
今日のプレーヤーズレジュメは、シアトル・マリナーズのリリーバー、マシュー・フェスタ投手に関してだ。フェスタ投手は、ニューヨーク市ブルックリン生まれの29歳の右投手。2023年のワールド・ベースボール・クラシックに出場するイタリアチームの予備登録メンバーに加わった。イタリアは3月9日、台湾・台中の台中インターコンチネンタル野球場でキューバとの初戦を迎える予定だ。

■KAISPOベースボールアナリストコメント
「フェスタ投手は、2022年は53試合に登板し、あらゆる場面で登板できる柔軟なリリーバーだ。フェスタ投手は、2018年前半戦好調だったマリナーズのブルペンを助ける為、ダブルAから一気に召集されてメジャーリーグデビューを果たした。球種はフォーシームとスライダーの２種類だが、そのコンビネーションでフォーシームを速く見せて、外角低めのスライダーをつく投球が持ち味だ。体の開きが早い点と防御率が４点台が気になるところだが、オフスピード系の球種も加えると効果的だと考える。2022年はマリナーズの投手陣は先発陣が奮起し、防御率が2021年の4.30から3.59に改善した。試合後半の投手陣の安定化のためにフェスタ投手の好リリーフが欠かせない。」

■ストーリー
マリナーズは2016年MLBドラフト7巡目全体207位でフェスタ投手を指名した。

2018年7月14日にダブルAアーカンソー・トラベラーズからマリナーズのブルペンに加えられ、同日のコロラド・ロッキーズ戦でデビューした。フェスタ投手は5回1死3塁の場面で先発ウェイド・ルブラン投手に代わり登板し、2/3回を投げて、2安打1失点だった。デビューイヤーは、先発1試合を含む8試合8.1イニングに登板し、0勝0敗、防御率2.16、奪三振4を記録した。

フェスタ投手は2020年3月にトミー・ジョン手術を受け、2021年はマイナーでプレーした。

2022年は53試合(54等級回)に登板し、2勝0敗、防御率4.17、64奪三振を記録し、メジャー初勝利（2勝）、初セーブ（２セーブ）を挙げた。

■MLB通算成績
2022年シーズン終了時点でMLB通算、81試合、84.2イニングを投げて2勝2敗、防御率4.36、2セーブ、89奪三振をマークしている。
(MLB No.405 KAISPO No.1585)