メジャーリーガーレジュメ第99回/ WBCプレーヤーズレジュメ第85回: ザンダー・ボガーツ（サンディエゴ・パドレス）: オランダ代表候補: “シルバースラッガー5度の打撃力!!”

■今日のプレーヤー
本日のプレーヤーは、サンディエゴ・パドレスのザンダー・ボガーツ内野手。ボガーツ選手は、10シーズン在籍したボストン・レッドソックスから2022年オフにパドレスに移籍した。アルバ出身の30歳の右打者で、2023年のワールド・ベースボール・クラシックではチーム・オランダの一員としてプレーする予定だ。

■KAISPOベースボールアナリストコメント
「ボガーツ選手はコンタクト力に優れたメジャー屈指のスラッガーだ。メジャー10シーズン中、二桁本塁打8度、打率３割以上4度記録し、通算で打率.292、出塁率.356、長打率.348をマークしている。
特に2018年以降の5年間の162試合換算の打撃成績は、打率.301、27本塁打、101打点、出塁率373、長打率.508と卓越した数字がならぶ。つまり、好不調の波がなく、長く安定してハイパフォーマンスを発揮できるのが彼の最大の特徴だ。2022年オフにパドレスと11年の大型契約を締結した。世界一を狙うサンディエゴの長期的な巨大戦力となるだろう。」

■ストーリー
ザンダー・ボガーツ選手は2009年にレッドソックスと契約した。2013年8月20日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦でメジャーリーグデビューを果たした。この試合は3打数無安打だった。その5日後、ロサンゼルス・ドジャース戦でキャリア初安打を放った。9月7日には対ニューヨーク・ヤンキース戦で初本塁打を放った。１年目は18試合に出場し打率.250、1本塁打、5打点を記録。ポストシーズンではワールドシリーズのタイトルも経験し、第3戦ではワールドシリーす史上3番目の若さで三塁打を放った選手となった。

2015年は大きくブレイクを果たした。打撃は.320/.355/.421、7本塁打、81打点をマーク。アメリカン・リーグ(AL)で打率2位にランクした。この年はホームランよりもアベレージを優先していたようだ。

その後、メジャーを代表する打者、ショートとして成長を遂げた。2018年、ポストシーズンでは14試合で13安打、7打点を記録し、再びチームのワールドシリーズ優勝に貢献。これまでALシルバースラッガーを5度受賞し、ALオールスターに4度選出されている。

■MLB通算成績
2022年シーズン終了時点で、MLB通算で1264試合に出場し、.292/.356/.458、156本塁打、683打点、74盗塁をマークしている。
(MLB No.407 KAISPO No.1587)