ジャッジ選手、ノーホームランで依然、足踏み続く / 2022年10月3日JSTボルチモア・オリオールズとニューヨーク・ヤンキースの3連戦の最終戦が日本時間10月3日、ニューヨークのヤンキースタジアムで行われた。試合はオリオールズがヤンキースを3−1で破り、シリーズの勝ち越しを決めた。 61本のア・リーグ年間最多本塁打記録に並んでいるヤンキースのアーロン・ジャッジ選手は1番指名打者で先発出場した。3打数無安打で1四球3三振で終わり、新記録となる本塁打は出ず、打率は.311に落ちた。年間本塁打記録と三冠王の2つの偉業を狙うニューヨークのスラッガーは厳しい局面を迎えている。 ジャッジ選手はホームランと打点ではリーグトップを守っているものの、打率に関してはここにきて #ミネソタ ・ #ツインズ のルイス・アラエス選手が.315としてジャッジ選手を追い抜いてきた。打者にとって、コンスタントに安打を打たないと急降下する打率の維持は難しい。 多くのスタンドのファンからスタンディングオベーションとMVPコールで打席に迎えられるヤンキースのスター、ジャッジ選手。 しかしこの日も、外角の変化球の対応に苦しんだ。対戦投手はジャッジ選手に本塁打や安打を打てせまいと外角にボールを集める。ほとんど好球は期待できない。投手の甘くなった失投を逃さずにスタンドに運ぶ必要がある。 ”言うは易し、行うは難し”ではあるが、彼にはその能力がある。 9月28日、トロントでの #ブルージェイズ 戦で年間本塁打記録に並ぶホームランを打った打席、ジャッジ選手は多くの外角球を粘り強くファウルにして、甘く入ってきた失投を確実に仕留めた。 記録を狙うほどのジャッジ選手とはいえ、最後の壁(記録を破る1本)を越えることは彼が過去に積み上げた219本のどの本塁打よりも難しいことなのかもしれない。 それでも、あと1本の本塁打で1961年のロジャー・マリス以来、61年ぶりにア・リーグ年間ホームラン記録を塗り替える。さらに、ジャッジ選手が復調すれば、2012年に #デトロイト #タイガース の #ミゲル ・ #カブレラ 選手が成し遂げて以来、史上11人目の三冠王が誕生する。 残り5試合、30歳のホームランバッターの挑戦は続く。 (MLB No.115 KAISPO No.1,255)
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AuthorHidefumi Kai Archives
February 2023
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